装備

2022/02/09

20式用スタイリング!? 最新鋭・陸自個人装具スタイリングガイド パターンB

 

~20式小銃は装具の進化を促進するか!?/チェストリグ編パターンB~

 

 現在の陸自普通科隊員は防弾チョッキ3型を装着することが多くなり、各種のポーチ類の配置や装着方法にも工夫が見られるが、そこには自前のタクティカルギアを上手く装着するケースもあるようだ。その一例として、官給品の装具と調和しながら、訓練中の行動をより効率的にするためのアイデアとしてチェストリグがある。アグレッサーグループ製の3種類のチェストリグと各種ポーチをプレゼンテーションする。

 今回はパターンBとして、「CSAR VEST Mk.2 V6」を活用したセットアップを紹介しよう。

 

アグレッサーグループ

 

 現予備自衛官の主宰するアグレッサーグループは、現役隊員からの要望を採り入れたオリジナルデザインのタクティカルギアを開発製造している。その高いクオリティと使い勝手のよさ、そして国産品であることの信頼感から多くの隊員に支持されている。

 

パターンB

CSAR VEST Mk.2 V6 SET UP

 

 

 新型20式小銃の配備開始に伴い、装具系も進化していくのは間違いないだろう。現在の防弾チョッキ3型には米軍MOLLEに準じたウェビングが縫製されており、そこにマガジンポーチを装着するのが陸自の定番スタイルだ。防弾チョッキをプラットホームに装具類をセットアップするのは合理的だが、チェストリグに装具類を集約することで、より効率的に装具を配置することが可能となる。近年充実してきた救護キットを収納するアドミンポーチや止血帯等は、スペースが限られ配置場所に悩むこともある。そんな場合、弾帯(ピストルベルト)よりもチェストリグの方が調整しやすい。今回はそんな機能性に優れたチェストリグにフォーカスし、防弾チョッキなしでのスタイリングを構築してみた。

 

CSAR VEST Mk.2 V6

 CSAR 3Pをベースにメディックポーチ、ユーティリティポーチ、ダンプポーチ、ショルダーパッド、フロントパネルをセットしたフルセットモデル。

 

UNIVERSAL MAG POUCH 4 

 

 

 オリジナルデザインのマガジンポーチで、89式弾倉2本と拳銃用弾倉2本を収納できる容量を持つ。バンジーコードにより締め付けの調整が可能で、フラップ前面のループ部にはケミカルライト等を装着できる。フラップは着脱可能で、開放状態でも使える。

 

TRAUMA MEDIC POUCH 6.0B MOLLE

 

 

 官給品の包帯や衛生用具を収納し、ポーチ表面には止血帯ポーチを2連装着。ハードコートコーデュラナイロン素材とYKK止水ジッパーを用いた通常防滴仕様で、雨などから内容物を保護する。

※ロービジの赤十字パッチは別売(¥1,100)

 

TYPE 89 BAYONET COVER TYPE B 

 

 

 89式銃剣をシースごと収納してMOLLEやベルトに装着するカバー。意外とかさばる銃剣を装着する際の効率性と安全性を高めている。

 

Carrot ダミー銃剣89R用

 

 

 水路潜入訓練等で紛失防止策として銃剣の代わりに装備できるダミー銃剣。鞘と剣が一体化されることで、実物銃剣との混同を避けている。鉄芯内封のラバー素材で重量感があり、装具を傷つけないのもメリットだ。

 

TEXT:神崎 大/アームズマガジンウェブ編集部

企画・監修:神崎 大
モデル:武藤竜馬(MTS)、我那覇 慎太
撮影協力:アグレッサーグループ、MTS

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年2月号 P.54~67をもとに再編集したものです。

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