手のひらサイズのユニークデザインを初再現「ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン」

 

1800年代に開発、唯一無二のパームピストル

 

ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン

 

 ウエスタン系リボルバーから二十六年式拳銃や九四式拳銃、M19やM15などのモダンリボルバーまで歴史に残る拳銃を再現しているハートフォードの次期新製品は、モデルガン初再現となるプロテクター・パームピストルだ。今回は試作中の品(白いのは造型未着色のため)をお借りして、その全貌をご紹介しよう。

 

ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン
手のひらサイズのプロテクター・パームピストル。本体のサイズはヨーヨーよりもちょっと大きいくらいだ。本体前面にはフィンガーレストがついており意外と握りやすい

 

 一見すると拳銃には見えないプロテクター・パームピストルは、握り込むことで本体後部にあるトリガーが押し込まれて内部に組み込まれたシリンダーが回転、内蔵式ハンマーにより弾が発射される。1882年にフランスで特許が取得されて製造を開始。その後、1892年にアメリカで特許が購入され、シカゴファイアアームズで製造された。フランス版は.22口径だったがアメリカ版では.32口径だった。

 

ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン
本体から飛び出るように設けられた.32口径のバレル。その下にあるのがセーフティの役割を持つシリンダーブロックレバーで、握り込むとシリンダーが回転して発射できるようになる

 

ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン
本体後部にあるのがトリガー。本体に向けて伸びているパーツは上がトリガーバー/シア、下がシリンダーを回すためのターレットハンドだ

 

実銃同様の機構を発火式モデルガンで初再現

 

 ハートフォードが発火式モデルガンとして再現するのはシカゴファイアアームズの7連発仕様のプロテクターだ。専用の.32口径のカートリッジは7mmキャップ火薬仕様で、実銃と同じ構造・操作方法を再現しており、トリガーを握り込むことで発火できる。

 

ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン
本体左側のカバーを開けたところ。左上にあるのがシリンダー。リボルバーは後ろから見て横方向にシリンダーが回転するが、プロテクターはシリンダーが縦方向(写真だと時計方向)に回転する

 

ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン
本体内部を見たところ。正面から見て11時方向にハンマーがあり、トリガーを握り込むとトリガーバー/シアによってハンマーが起こされる。作動方式はダブルアクション

 

ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン
取り出したシリンダー。上面の黒いパーツはリボルバーのシリンダーノッチに相当する。カートリッジは放射線状にシリンダーに装填される。装弾数は7発

 

 発売時期は未定だが、コレクションとしてはもちろん資料的価値が高く、モデルガンファンなら手に入れておきたい逸品だ。

 

ハートフォード プロテクター・パームピストル モデルガン

 

*写真は粉体造型品による試作品です。実際の製品色は白ではありません

 


 

ハートフォード
プロテクター・パームピストル モデルガン

 

DATA

 

TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年10月号 P.19をもとに再編集したものです。

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