2024/11/29
【KINIFE DIGEST WEB SPECIAL SIGHT】萩野 力 a.k.a. Asurah Knives × HOBBY JAPAN コラボナイフ 発売決定!!【その2:REPORT デザイン決定までの道のり】
こんにちは。「編集者&ライターときどき作家」の服部夏生と申します。
肩書きそのままに、いろいろな仕事をさせていただいていますが、ホビージャパン社からは、主に刃物に関するムックや書籍を出させていただいております。
そんなご縁もあり「刃物専門編集者」として、アームズウェブであれこれ紹介させていただこうと思います。
ASURAH KNIVESのコラボモデルに大注目!!
前回、前々回ご紹介したように、萩野力さんとホビージャパンとのコラボナイフ『Monolith Modern』のプロジェクトが始動した。
いよいよ、12月5日(木)に一般発売が開始となる。
今回から数回にわたり、プロジェクトの進捗についてご紹介しようと思う。
はじまりは2023年の東京・池袋のT-OD会場
気鋭の作家さんとのコラボナイフの企画をやってみよう!! という話がホビージャパンで持ち上がったのは、1年半ほど前のことだった。
言い出しっぺは、同社の刃物関係の本のプロデュースを一手に担ってきた編集長W氏である。
「どなたか、おすすめの方いらっしゃいませんか?」
いつもの丁寧な口調の問いかけにすぐさま浮かんでくるあの作家さん、この作家さん……。
脳内選考会の詳細は省くが、筆者の中で、この企画の始まりをお願いするのは、萩野さんしか考えられなかった。
「あ、ぜひお願いします!!」
ちょうど、池袋で毎年6月に開催されるショー、『T-OD GEAR SPOT』に参加していた萩野さんに話をしてみると、快くOKしてくれた。
そこから1年、ゆるゆると企画は進んでいき、今年(2024年)のT-OD GEAR SPOTで、試作デザインを見せていただけることになった。
「いいですねえ」
ひと目でW氏が魅了された。僕が気に入ったことはいうまでもないだろう。
ASURAH KNIFEらしい厚みのあるタフネスぶりはそのままに、汎用性の高さを重視したサイズ&デザイン。
「じゃあ、これをブラッシュアップしますね!!」
萩野さんの頼もしい言葉と共に、細かなプランもその場で決まった。
萩野さんの工房兼ご自宅で決定したデザイン
さらにそこから1ヶ月弱、「最終デザインができました!!」との言葉で、東京から駆けつけたW氏と共に、愛知県の某所にある萩野さんの工房を訪れた。
「私からは何も申し上げることはありません」
W氏の癖として、感動するといつにも増して丁寧な言葉遣いになる、というものがある。
相当気に入っていることがひしひしと伝わってきた。
「そうですか、嬉しいなあ」
謙虚に語る萩野さんの手元の図面を見ると、先日のショーからデザインに微妙な変更が加えられて、より力づよく、なめらかなシルエットになっていることがわかる。
初めてASURAH KNIFEを見た時の衝撃を思い起こした。
「強さ」と「洗練」という、相反する要素が共存している上に、このつくり手にしか出せないたたずまいを持っているナイフ。
まさに、この方にコラボナイフをお願いしたいと思わせた「感動」がギュッと詰まったナイフになるだろう、そう確信ができた。
「これで試作品をつくってみていただけますか?」
「もちろんです!!」
W氏のお願いに二つ返事で答える萩野さん。
プロジェクトがいよいよ本格始動した!!
Asurah Knives × HOBBY JAPAN コラボナイフ「Monolith Modern」
【商品詳細】
全長:230mm
刃長:113mm
刃厚:約5.0mm
重量:268g
ブレード材:EXEO-CR20
価格:¥77,000(税込)
専用シース付属
お求めは、こちらから。
https://hobbythepeople.shop/items/6732de2f6cfe5307b7fc21f9
*ナイフはルールを守って安全に使用しましょう。
TEXT:服部夏生
※当サイトで掲示している情報、文章、及び画像等の著作権は、当社及び権利を持つ情報提供者に帰属します。無断転載・複製などは著作権法違反(複製権、公衆送信権の侵害)に当たり、法令により罰せられることがございますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。