【実銃】こだわりのAKカスタムの実力を実射検証!!

 

気になる実銃の魅力

 

 昨今では全米におけるAK人気を反映して、国内でAKパーツを自社生産したり、本格的なカスタムを施す会社が増えてきている。今回、元米海兵隊員でスカウトスナイパーの経歴を持つLAPDオフィサーのヴィクター・ロペスはそのメーカーを利用し、希望の仕様にして手に入れていた。今回は彼の入手したAKカスタムの実射レポートを公開しよう。

 

AKカスタム3種についてはこちら

 

 

プライベート射場で実射

 

 今回は慣らし射撃として7.62mm×39と5.45mm×39を撃ちまくるという大きな課題に加え、派手な音を撒き散らすMINI-DRACO PISTOL(ミニドレイコピストル)もあることから、プライベート射場を借りてのテストとなった。

 米カリフォルニア州内の一般的な射場では、スチールコア(鉄芯)の入った弾頭を撃つことが禁止されている関係上、いわゆる安価なWOLF製スチールケース/スチールコア弾を持ち込むことができない。我々の目的からすると、プライベート射場を借りるしかないという結論になったのだ。何せ300発以上を2人で撃とうというのだから、ウルフの安価なスチールケース弾にしないと破産してしまう。7.62mm×39弾薬については、ほかに精度テスト用としてユーゴスラビア製M67(1983年製のブラスケースミリタリーサープラス弾)も用意した。

 

今回使用した弾薬。左からWOLF製5.45mm×39 60グレインFMJ弾頭、WOLF製7.62mm×39 123グレインFMJ弾頭、ユーゴスラビア製ミリタリーサープラス7.62mm×39 124グレインFMJ弾頭。左の2種はスチールコア入り弾頭にスチールケースで、1発20 〜25セントほどで買える。右のユーゴサープラスは1発40セントほどだ

 

MINI-DRACO PISTOL

 

 マズルデバイスのおかげでマズルブラスト(発射炎)が前に長く伸びている。5発に1発くらい、盛大なマズルフラッシュを吐き出していた。もし要人警護の職にあったら、グッドチョイスになりそうだが、ドットサイトは欲しい。

 

 

25ヤードからの結果。サイトレディアス(前後サイトの距離)も短いので、それほどの精度は期待できない

 

AK74

 

 AK74の撃ち心地はマイルドだ。USAのAKプロフェッショナルが定評のあるパーツを使って組み上げているので、作動は確実なおかつ精度も悪くない。16インチバレルに長めのマズルデバイスが付くので、やや長く見える。

 

 

満遍なく散っている。もっと精度の高いアモを使えば、さらなる精度が期待できそうだが、昨今の弾不足でまともなアモを手に入れることができなかった

 

SAIGA AK CUSTOM

 

 あまりに普通で目立たなかったが、実用銃としてかなり高いポテンシャルを見せた。ここは割り切って、フレームのサイドレールに最新のサイトレールを装着し、ドットサイトを載せるべきかもしれない。

 

 

50ヤードターゲット。左3発から見ると、スコープがあれば結構な精度が期待できそうだ

 


 

 実射してみると100%のコンディションではなかったが、基本的にはいわゆる“AKアキュラシー”というやつで、50ヤードで2インチから6インチにまとまるというのがわかった。つまりMINI-DRACO PISTOLは別として、このままでも精度の高いアモを使いさえすれば、立派な150ヤード射程のバトルライフルとして通用するということになる。これからどんどんリリースされるであろうAKパーツやアクセサリーを使えば、かなり魅力的なライフルに仕上げることができそうだ。

 より詳しいレポートは月刊アームズマガジン2022年9月号に掲載されている。AKに興味がある方はそちらも併せてご覧いただければ幸いだ。

 

TEXT&PHOTO:Hiro Soga

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年9月号 P.194~201をもとに再編集したものです。

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