装備

2022/09/25

公式写真から見る特殊部隊&法執行機関のベルトキットを解説!!

 

特殊部隊&法執行機関のベルトキット

 

 ベルトキットはサバイバルゲームでも重要な装備の1つであり、使用者が使いやすいように様々にカスタムすることができる。では、実際の特殊部隊や法執行機関で使用されているベルトキットはどのような特徴があるのだろうか?

 今回はDOD(アメリカ国防総省)に掲載されている公式写真を参考に、そのベルトキットについて解説していこう。

 

Photo by DOD

 

特殊部隊

 

 公式写真から見る特殊部隊隊員のベルトキットは、まさに多種多様だ。ベースに使用しているのはパッドベルトタイプか、インナー&アウターベルトセット。その周囲を覆うように各種ポーチを配している。

 また所属している国によってポーチの種類が違うのも興味深い。各国の部隊を比較してみると、口径が違うマガジンに対応するTACOマグスタイルのマガジンポーチは広く使用されているのがわかる。マガジンの種類を選ばないこと以外に、マガジンに近いサイズの各種小物も収納可能で、非常に汎用性が高いマガジンポーチだ。

 

Photo by DOD
2021年5月6日にルーマニアで開催された近接戦闘(CQB)訓練での写真。ルーマニア軍、ウクライナ軍、アメリカ軍のグリーンベレーが参加。それぞれベルト本体、ホルスター、マガジンポーチなど隊員それぞれに使用するアイテムや装着位置に違いがある。
レッグホルスターに装着したナイフ(写真左)、マガジンポーチを重ねて装着する(写真右)など、見ているだけで様々な工夫が窺える

 

法執行機関

 

 法執行機関の捜査官は各種ポーチの他に、身分を示すポリスバッジや手錠を収納したハンドカフケース、無線機を収納したラジオポーチなどを装着しているのが特徴的だ。制服捜査官の場合、長時間着用しても負担が少なく、かつ耐久性に優れたレザーベルトやナイロン素材のものが多く用いられている。

 また法執行機関の中でもSWAT隊員のベルトキットは、軍の特殊部隊に似たセットアップだが、ホルスターの横に身分証となるポリスバッジがホルダーで装着され、手錠を収納したナイロン製ハンドカフケースも装備している。逮捕を目的とした捜査官であることがよくわかる。

 

Photo by DOD
FBI SWAT隊員の写真。写真左の隊員には腰には身分証となるポリスバッジとサファリランド製ホルスターが。写真右の隊員の腰にはピストルマガジンポーチ、ライフルマガジンポーチに並んで、ハンドカフケースも確認できる

 

Photo by DOD
FBI SWAT隊員たちのベルトキットを見ると、ホルスターやメディカルポーチが共通なのが分かる。恐らくは支給品だと推測できる。だが、ホルスターのレッグストラップや、ダンプポーチは装着の有無や種類の違いが見える。こちらは裁量権を与えられた隊員の選択によるものだろう

 

訓練の写真から見る

 

 アメリカ陸軍特殊部隊第1特殊部隊グループ(空挺)のグリーンベレーとアメリカ空軍第604ASOS(航空支援飛行隊)の戦術航空管制隊の専門家による近接戦闘などの訓練の写真。訓練を指導する特殊部隊隊員らしき人物のベルトキットに注目。
 スライドの長さが違うグロックに対応するために、ホルスターの銃口部分が大きくカットされている。また、各種アクセサリーの装着位置も自身の手で使いやすい場所に配されている。その使用感からも歴戦の隊員であることが窺える。

 

Photo by DOD
ホルスターの先端からコンペンセイターが覗いているのが見える

 

Photo by DOD
無駄のないベルトキットのセットアップ。メディカルポーチやロールダンプポーチのような標準アイテムからローカルメーカー製ショットガンホルダーも装着している

 

Photo by DOD
ホルスター後ろに装着したライフルマガジンポーチにはテープが荒く巻かれており、激戦を耐えた装備という雰囲気を醸し出されている。玄人感を出す際には使用したいテクニックだ

 

 月刊アームズマガジン2022年9月号ではサバゲーマーから実銃シューターに至るまで様々な方のベルトキットを紹介、解説している。興味がある方はそちらも併せてご覧いただければ幸いだ。

 

TEXT:Ghost(Ghost in the Dark)

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年9月号 P.61をもとに再編集したものです。

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