2024/12/02
数々の大作映画に使われた“伝説のベレッタ”「タナカ ベレッタ92SB-F“ハリウッドバージョン” エボリューション2ヘビーウエイトモデルガン」
ハリウッドの「伝説のベレッタ」を発火式モデルガンで忠実に再現
ベレッタ92F(M92F)が登場する代表的な映画と言えば『男たちの挽歌』(1986年、日本公開1987年)『リーサル・ウェポン』(1987年)、そして『ダイ・ハード』(1988年、日本公開1989年)だろう。これらの映画が制作・公開される前、92Fは1985年に「M9」の名称でアメリカ軍制式採用拳銃に選ばれた。
92Fというモデル名は制式採用された後に付けられた名称で、制式拳銃と決めるXM9トライアルに提出されたモデルは92SB-Fという名称だった。実は、先に挙げた『リーサル・ウェポン』と「ダイ・ハード』では正確に言えば92Fではなく1984年製の92SB-F、しかも同一機種が使われたのだ。『リーサル・ウェポン』の撮影で使われたのち、『ダイ・ハード』の撮影現場では左利きだった主人公ブルース・ウィリスのために用意されたエクステンデッドスライドストップに換装されて使われた。その後、スライドストップが変更されたままチェッカリング入りマガジンキャッチに換装されて『リーサル・ウェポン2』(1989年)にも登場している。
タナカはこれらの映画で活躍した92SB-Fをエボ2カートリッジ対応の発火式モデルガンで再現。刻印は考証に基づき1984年製の“Made in Italy”をチョイス。グリップも初期デザインを再現している。
エボ2へのアップデートにあわせて従来モデルからの作動性やデザインを向上。さらに「衝撃を吸収するバッファー部品の追加」「プレス部品に防錆・潤滑処理」「実物グリップと互換対応」といった発火時の衝撃緩和や防錆対策などに加えて、「グリップウエイトの追加」「リアサイト金属別体化」「エキストラクターの形状変更」「グリップ、バレルにもヘビーウエイト樹脂採用」など細かな変更を含めて約20点にも及ぶ改良が施されている。また、劇中に登場したモデルが再現できるパーツセットがハリウッドバージョンの特典として付属する。
ヒーローになった気分で眺めるだけでなく撃っても楽しめるこのモデル。92Fのトイガンの決定版と言っても過言ではない。
* 写真は試作品です。実際の製品とは異なる場合があります
タナカ
ベレッタ92SB-F“ハリウッドバージョン” エボリューション2ヘビーウエイトモデルガン
DATA
- 全長:216mm
- 全高:140mm
- 全幅:38mm
- 重量:850g(カートリッジ含まず)
- 装弾数:15発
- 価格:¥43,780(2024年近日発売予定)
- お問い合わせ先:タナカ
※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
TEXT:毛野ブースカ/アームズマガジンウェブ編集部
この記事は月刊アームズマガジン2025年1月号に掲載されたものです。
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