希少な存在、M1911A1コマーシャル・ミリタリー

　第二次大戦中、銃器不足を補うためコマーシャルモデルを軍用に徴用したモデルがコマーシャル・ミリタリーである。そのため民間用と軍用の刻印が一つのモデルに混在するのが大きな特徴となっている。

　スライド左側の刻印はツーライン仕様となり、スライド右側に社名と使用弾の刻印が入れられているのが特徴。スパーハンマー、チェッカリングが施されたトリガーやスライドストップ、チェッカーグリップなどフレームに関わるパーツはミリタリーモデルから踏襲されている。

　エランは戦前型ナショナルマッチに続いてコマーシャル・ミリタリーを発売する。特徴的なスライドの刻印に加えて、パーカライジングに近い色合いやスライド前面の窒化処理もリアルに再現。トリガーやハンマーといった金属製パーツは焼付塗装が施されており、美しさだけではなく塗膜も丈夫になり傷が付きにくい。

　またグリップも仕上げが改良されて質感がアップしている。モダンモデルとは一線を画す重厚感溢れる雰囲気が味わえる。

エラン
コルトM1911A1 コマーシャル・ミリタリー

DATA

• 全長：220mm
• 全高：135mm
• 全幅：33mm
• 重量：980g
• 装弾数：7発
• 価格：￥209,000
• お問い合わせ先：エラン

※記事中の価格表記は掲載時点でのものであり、特に記載のない限り税込みです。また、物価や製造コストの上昇、為替レートの変動により記事中に記載の仕様、価格は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

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この記事は月刊アームズマガジン2025年1月号に掲載されたものです。

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