装備

2022/02/08

現役自衛官必見!最新鋭・陸自個人装具スタイリングガイド パターンA

 

 2021年は陸上自衛隊にとって30年ぶりとも言われる大規模演習(通称:陸演)が実施され、緊迫する安全保障環境の変化を感じる年になった。新型装具の水陸機動団をはじめとする陸上自衛隊に注目が集まる中、ハイレベルな戦術行動を国内外に強く打ち出している。そこで活躍する普通科隊員達にとって欠かせない私物のタクティカルギアがある。

 このスタイルガイドでは現役自衛官向けのタクティカルギアの中から、防弾チョッキ3型にフィットするチェストリグと周辺装具システムや、狙撃手向けの偽装アイテムや光学機器、先進的な照明機器、そして訓練教材としても活かされるトイガンを紹介。令和時代の陸上自衛官が活用できる先進的な私物ギアを大胆にプレゼンテーションする。

 


 

~進化する私物タクティカルギア/チェストリグ編パターンA~

 

 現在の陸自普通科隊員は防弾チョッキ3型を装着することが多くなり、各種のポーチ類の配置や装着方法にも工夫が見られるが、そこには自前のタクティカルギアを上手く装着するケースもあるようだ。その一例として、官給品の装具と調和しながら、訓練中の行動をより効率的にするためのアイデアとしてチェストリグがある。アグレッサーグループ製の3種類のチェストリグと各種ポーチをプレゼンテーションする。

 今回はパターンAとして、「CSAR INFANTRY SMALL CHEST RIG」を活用したセットアップを紹介しよう。

 

アグレッサーグループ

 

 現予備自衛官の主宰するアグレッサーグループは、現役隊員からの要望を採り入れたオリジナルデザインのタクティカルギアを開発製造している。その高いクオリティと使い勝手のよさ、そして国産品であることの信頼感から多くの隊員に支持されている。

 

パターンA

CSAR INFANTRY SMALL CHEST RIG SET UP

 

 

 

 CSARはCombat Search And Rescue(戦闘捜索救難)を意味し、このベストはそうした任務をイメージして名づけられた。コンパクトなポーチレイアウトの使いやすさから、CQBやレンジャー等、様々な状況の訓練で愛用されているという。官給品である防弾チョッキ3型の上から装着するのを前提に設計されており、着脱がスムーズなのが特徴だ。官給品では6個の弾倉を4つのマガジンポーチに分けて前面に配置するケースが多いが、このチェストリグは3個入りのマガジンポーチ3つが前面に配置され、横幅を抑えたレイアウト。スリムな体型の自衛官にも、使いやすいサイズ感だろう。

 

CSAR INFANTRY SMALL CHEST RIG

 

 

 CSAR VESTの進化版として普通科連隊の小銃小隊向けに開発された軽量チェストリグで、ライフルマガジンポーチは3ポケット型。閉所訓練、レンジャー訓練等でも使いやすいデザインになっている。中心部3列に縫い付けられた3つのポーチは5.56mmの89式弾倉を3本ずつ収納可能(※着脱不可)。フラップはベルクロ部を外してバンジーコード仕様にも変更可能であり、各マガジンポーチには大型のタブを配置し伸縮バンジーコードで調整可能。

 

CSAR BACK PACK M

 

 

 チェストリグの背面にはバックパックを装着。1日分の携行品を収納する小型背嚢で、弾倉で重くなった前面装具とのバランサーウェイトとしても有効。平たいデザインで防弾チョッキとの相性もよく行動しやすい。

 

INFANTRY MAG POUCH 3

 

 

 汎用性の高いマガジンポーチで、上面フラップはベルクロとファステックスで固定。5.56mm×45弾の場合、89式弾倉およびMAGPUL弾倉(20式で同タイプを使用)を3本収納可能。7.62mm×51弾の64式弾倉も2本収納可能。取り付けはMOLLE/PALS互換。

 

CSAR ハンガーポーチ(試作品)

 

 

 チェストリグに装着するポーチとしてはユニークな吊下げ型で、写真のように股間部に配置できる。ファステックスで脱着可能となっており、チェストリグだけでなくバックパック等にも装着可能。アドミンポーチやユーティリティポーチとしての利用価値も高い。

 

TEXT:神崎 大/アームズマガジンウェブ編集部

企画・監修:神崎 大
モデル:武藤竜馬(MTS)、我那覇 慎太
撮影協力:アグレッサーグループ、MTS

 

この記事は月刊アームズマガジン2022年2月号 P.54~67をもとに再編集したものです。

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